もともとモヒートは薬だった?!

ミントの葉にラム酒そしてライム、清涼感溢れる「モヒート」の前身の「ドラケ:draque」は医療目的の飲み物でしたが、「ドラケ」の時にすでにミントにライムもつかわれています。ミントは漢方薬としても使われるので、コレラに効くかどうかは現代医療で考えるとちょっと無理じゃないかと思いますが、ミントそのものは爆発的な繁殖力を持っているので生命力の強さはすんごい強さがありそうな薬草です。そして、気になるのがイングランド海軍提督でもあり海賊!!として名を馳せたフランシス・ドレークってどんな人なのでしょうか?!イギリスからは『英雄』と呼ばれ、スペイン人からは『悪魔』呼ばわりされた人物なので、どんな人生を辿ったのかも是非酒場知識の片隅にしていてもいいかもです!

フランシスコ・ドレーク

フランシスコ・ドレークはイングランド人ですが、イングランド人として初となる世界一周を達成した男です。飛行機で巡る時代ではない大航海時代に船で世界一周を達成したフランシス・ドレークは、スペインの無敵艦隊を「アルマダの海戦」の時には艦隊の司令官として無敵艦隊を撃破したことで『英雄』と呼ばれています。

そして一方でスペイン人からは悪魔の化身とされるドラゴンを示す言葉の「ドラコ」と呼ばれて「エル・ドラケ」や「エル・ドラコ」と呼ばれました。スペイン人はフランシス・ドレークから徹底的に海賊行為で苦しめられたからです。

生い立ち

イングランドらしく、フランシス・ドレークの父はプロテスタントです。そしてドレークはプロテスタントの農民の父エドマンド・ドレークと、母親マリ・ミルウェイの間に12人兄弟の長男として1543年日本が種子島に鉄砲が伝来した年に南イングランドのデヴォンで誕生しました。10歳を過ぎた頃には、すでに近所にする老船長のもと航海に従事して水夫として働いていました。そして老船長にフランシス・ドレークの働きっぷりが認められて、老船長の持っている船を譲り受けるほどの働きぶりでした。フランシス・ドレークは譲り受けた船を売って、さらなる旅に出ているので今で言う冒険者の走りだったのでしょう。

フランシス・ドレークの従兄弟のジョン・ホーキンスという奴隷貿易をして莫大な利益をあげている従兄弟のもとで、フランシス・ドレークも奴隷貿易に従事していました。そして1568年にフランシス・ドレーク自身も船を調達して自らが船長になっています。そして奴隷貿易をしているジョン・ホーキンスの船団に加わっていましたが、フランシス・ドレークが生涯にわたって恨めしく思った出来事が起こります。それがメキシコ湾のベラクルスの海上でのことです。味方を装って近づいてきたスペイン海軍からの奇襲でした。

見事にスペイン船から奇襲攻撃を受けて、船団はほとんど壊滅状態になってしまいました。そして10隻の船のうち2隻だけはなんとか逃げ切ることができましたが、残りの船はスペインによって沈められてしまいフランシス・ドレークはなんとか命からがら生き延びることができ、イギリスに帰還することができました。このときのスペインからの奇襲攻撃に、強い恨みと復讐心を抱くことになりました。

その後結婚をしていますが、サンブラス湾を本拠地にして、カリブ海でカリブの海賊となり、強奪行為をどんどん繰り返していきます。襲うのはもちろんスペイン船やスペインの植民地です。1570年以降から西インド諸島で海賊行為を繰り広げていく中で、海賊としてフランシス・ドレークの名前はかなり有名になりました。3年後にはパナマから金銀を運んでいる部隊を襲撃して、大量の財宝を手に入れることに成功しました。スペイン船やスペインの植民地となっている町を襲うことで、金銀財宝を増やしていたったフランシス・ドレークは、イギリスに帰還したときにはエリザベス女王に大変気に入られまさに「エリザベス女王専属の海賊」にまでになりました。

1577年に、排気量が300トンのガレオン船ペリカン号(後に改称してゴールデン・ハインド号)でイギリス南西部デヴォン州にあるプリマス港から、5隻の艦隊で世界一周の旅へと出航しますが実は目的は世界一周ではなかったようです。

目的は太平洋岸から恨みをもっているスペインの財宝を奪うこと。それが目的で、スペイン船から財宝を強奪して同じ海路を戻るという計画でした。スペイン船からの強奪ありきが目的で、そしてエリザベス1世もこのフランシス・ドレークの計画に賛成していました。密かにドレークにスペインへ報復することが命じられていたとされています。

最初はペリカン号と名付けられた100トンの船は、世界周航といいながらスペイン船やスペインの植民地から金銀を強奪する目的ですが、ペリカン号の出資者でもあるクリストファー・ハットン卿の紋章にちなんで、ペリカン号からゴールデン・ハイドン号へ改名されています。大成功を収めて再びイギリスへ帰還したときには、出資者への配当はなんでも4700パーセントとも言われています。出資者の中で一番の出資者は、もちろんエリザベス1世です。エリザベス女王へ献上したといわれる金銀財宝ですが、言い方を変えれば配当を受け取ったとしても良いほどです。船を建造するのにもお金がかかるので、出資者を募りその出資に対して配当を支払う仕組みがこの時代にすでにあったことにも驚きます。

ゴールデン・ハイドン号の大きさ

  • 全長・・・36.5m
  • 全幅・・・6.7m
  • 喫水・・・4.1m
  • メインマスト高・・・27m
  • 帆面積・・・386 m²
  • 排水量・・・305トン
  • 帆走・・・15 km/h
  • ペトラ砲 ・・・船首×2、船尾×2
  • ファルコネット砲・・・船首×2、船尾×2
  • ミニオン砲・・・ 14門